ジーナ式ネントレはかわいそう?メリットとデメリットを初心者ママ向けに解説

ジーナ式について

こんなお悩み、感じたことはありませんか?

  • 「ジーナ式に興味はあるけど、”かわいそう”って聞くと不安…」
  • 「試してみたいけど、本当にうちの子に合うのかな?」
  • 「ネントレって、放置する育児じゃないの?」

実は私自身も、「ジーナ式」と検索するたびに“かわいそう”という言葉が目に入り、不安になった経験があります。

この記事では、私が実際にジーナ式ネントレを取り入れた体験をもとに、

「本当にかわいそうなの?」という疑問に向き合いながら、リアルなメリット・デメリットをお伝えします。

この記事でわかること

・ジーナ式が「かわいそう」と言われる理由とその誤解

・実際にやってみて感じたメリット・デメリット

・無理せず取り入れるための我が家の工夫

を、初心者ママ向けにわかりやすく解説します!

ジーナ式ネントレのやり方が知りたい方はこちらの関連記事をご覧ください

ジーナ式ネントレは”かわいそう”なの?3つの誤解を解説

泣いていても放っておく?

ジーナ式ネントレでは寝かしつけの際、赤ちゃんが泣いていてもすぐに抱っこしたり添い寝したりせずに、しばらく様子を見る・別室で寝かせるなどの対応を取るため、

「泣いているのに放っておく=かわいそう」

と感じる人も多いのではないでしょうか?

赤ちゃんの寝つきをよくするメゾット「クライ・ダウン・メゾット」の中の一文では、

通常は5〜10分ほどぐずって泣きますが、その後は眠りに落ちます(赤ちゃんが疲れすぎている時は、20分ほどかかる場合があります。)

ジーナ・フォード『カリスマ・ナニーが教える 赤ちゃんとおかあさんの快眠講座』,朝日新聞出版,2020/1/20

と書かれてあります。

ただしこの時間は“泣かせっぱなし”という意味ではなく、安全を確認しながら見守る時間。赤ちゃんの性格や状況によって調整が必要です。

この部分のみを切り取って「20分泣かせ続けるんだ・・・!」と判断すると

”ジーナ式=放置””かわいそう”のイメージなるのかもしれません。

授乳やお昼寝のタイミングが決まっている=赤ちゃんのペースを無視しているように見える

多くの産院で推奨されている”赤ちゃん主導の子育て”は

赤ちゃんが「お腹が空いたら授乳」「眠そうにしていたらお昼寝」

と赤ちゃんの要望に応じて1日の生活を送るように推奨されているのではないでしょうか。

ジーナ式では赤ちゃん主導ではなく、ママ・パパ主導でお昼寝や授乳のタイミングをリードし

1日を決められたスケジュールに沿って生活することを推奨されています。

細かい部分では15分単位(!)で行動が決まっている時間も。

「スケジュール」という一部分だけ見て判断すると確かに厳しく感じる方もいるのかな?

でも決して「赤ちゃんのペースを無視しているスケジュール」ではないんです。

健康で標準的な赤ちゃんがもつ食事や睡眠の自然なサイクルに合わせて作られていて、長く眠る必要のある子や授乳感覚が開いても大丈夫な子にも対応できるよう考慮されています◎

スキンシップなしで愛着形成に悪影響?

ジーナ式では「添い乳」や「ゆらゆら抱っこ」など親子のスキンシップをイメージする行動を、寝かしつけの手段として使うことを推奨されていません。その点が「愛情不足」「スパルタ育児」と誤解される要因なのかなと思います。

また1日の流れがスケジュールで決められている点も機械的に感じる方がいるのだと思います。

我が家ではジーナ式では1日の流れがスケジュールで決められているからこそ、

ジーナ式育児をすることで、絵本やふれあいの「遊びの時間」をしっかり取ることできました。

ふれあう時は思いっきりふれあって親子のスキンシップの時間を堪能できていたと思います。

ジーナ式の本当の目的とメリット・デメリットを実体験から解説!

ジーナ式ネントレの本当の目的って?

ジーナ式ネントレの本当の目的は、「赤ちゃんを泣かせっぱなしにする」にではなく

「赤ちゃんの生活リズムを整えて、自然と眠れる環境を作ってあげること」

赤ちゃんが安心して眠れるように授乳やねんねの時間・ねんねの環境や寝かしつけ習慣を毎日だいたい同じにしてあげることで、

身体が自然と「今は寝る時間なんだな」と覚えていきます。

つまり、ジーナ式って「泣いても放っておく」ような放任スタイルではなくて、

親が「赤ちゃんの眠れる環境」を整えてあげるネントレなんです。

実体験で感じたメリット

母子ともに睡眠の質改善

毎日ほぼ同じリズムで過ごすことで、赤ちゃんも私も「寝る時間の感覚」が自然と身につきました。

生後1ヶ月からジーナ式ネントレを始めた次男は、4ヶ月から始めた長男よりも5ヶ月も早く夜通し寝をすることに成功!

体力が回復しきってない中での育児、寝不足の日がぐっと少なくなって本当に助かりました。

赤ちゃんのぐずりが減ってご機嫌時間が長くなる

赤ちゃんが眠い時・お腹が空いている時が明確に分かるので、必要なタイミングで対応できて、ぐずりが激減。

また、生後4ヶ月からジーナ式を始めた長男は、ジーナ式をすることで夕方のぐずぐずタイムがなくなりました!

ジーナ式を始める前は、夕方の16〜19時頃のちょうど夕食を作ったり・家事で忙しくする時間にぐずぐずが始まり、ずっと泣いて私も途方に暮れていました。

「黄昏泣き」ってネットにもあるし、月齢的なもので仕方がないのかな?

と思っていたんですが、ジーナ式を始めた途端にパタリと夕方のぐずりがなくなったんです・・・!

後から思うとお昼寝がうまく取れなくて、疲れてぐずってしまっていたんだと気づきました。

息子よ「そんなものなのかな?」で済ましていてごめんね。

私も夕方の忙しい時間にご機嫌で遊んでいてくれるのは本当にありがたかったです。

日中のご機嫌な時間が増えて、育児の楽しさがアップしました。

母子ともにストレスが少なくなる

赤ちゃんが寝るタイミングがわかることで、こちらも「今は休める」と思えるように。

ジーナ式をする前はお昼寝をしても30分で目を覚まし、「もう起きてしまった・・・」と睡眠不足への心配と自由時間の終了に絶望する日々。

スケジュールに沿って生活することで、予測がつく育児ってこんなに気持ちがラクなんだと実感しました。


赤ちゃんの睡眠不足が解消され、私自身も余裕をもって育児ができるようになり、毎日の生活がぐんと楽になりました。

パパや他の家族とも育児の分担がしやすくなる(「スケジュール共有」がしやすい)

スケジュールが明確だから、「次は〇時に授乳ね」と共有しやすい!

パパも1日の流れはもちろん、寝かしつけの「いつもの流れ」が分かっているから寝かしつけも難なくでき、安心して任せられる時間も増えました。

夫婦の協力体制も整いやすくなったのは大きなメリットでした。

デメリットも本音で語ります

スケジュールの定着までが少し大変

特に生後4ヶ月から始めた長男はスケジュールの定着まで少し大変でした。

それまでは起きる時間も寝る時間もバラバラ。赤ちゃん主導で生活する日々。そこから急にスケジュールを始めても、もちろん時間通りに自然に寝ることなんてありません。

【寝つきをよくするメゾット】を行いながら、数週間の時間をかけながら徐々に私も赤ちゃんもスケジュールに慣れさせて行きました。

朝寝坊できない

これは初めは少し辛かった・・・。

なぜかと言うと、我が家は産前は夫婦共に完全夜型。

長男が生まれた当時の夫の配属先では遅めの勤務が組まれることが多く、日付が変わって就寝→10時ごろに起きる生活をしていました。

仕事から帰ってくる夫と、ダラダラ夜更かしするのが楽しい時間だったんですよね。

ジーナ式スケジュールは朝7時起床、夜19時就寝のスケジュールです。

なので開始時間に合わせて私も起きようと思うと、どうしても早寝をしないとしんどくて。

初めはダラダラ夜更かしが無くなるのが寂しかったんですが、今では大きくなった長男に合わせて

9時就寝→5時起床の完全朝方人間に生まれ変わりました!笑

我が家の工夫ポイント「かわいそう」と感じないために

ジーナ式って、マニュアル通りにやらなきゃいけないって思われがちだけど、

我が家では「柔軟に取り入れる」ことを大事にしています。

赤ちゃんも日によって機嫌や体調が違うし、親だって完璧じゃない。

だからこそ、無理せず、できる範囲で続ける工夫をしています。

抱っこで寝かせることも、もちろんあります!

「今日はなんだか不安そうだな」「泣き方がいつもと違うな」

そんな時は、迷わず抱っこして寝かせます◎

特に長男のお迎え直前の夕方のねんねは、さっと外出できるようにほとんど抱っこでねんねしていました。

ジーナ式は「絶対に泣かせっぱなしで寝かせるもの」ではありません。

あくまで「赤ちゃんが自然に眠れる環境を整える」のが目的なので、

必要なときは、スキンシップもたっぷりとります。

パパとも共有して、一人で抱え込まない

赤ちゃんも日によって機嫌や体調が違うし、親だって完璧じゃない。

いつもと違う様子を感じたら、悩んだか一人で抱え込まずにすぐパパに相談していました。

パパもジーナ式スケジュールを把握して主体的に育児に関われる環境を作れていたからできたことだなと思います◎

ジーナ式って、マニュアル通りにやらなきゃいけないって思われがちだけど、

我が家では「柔軟に取り入れる」ことを大事にしています。

だからこそ、無理せず、できる範囲で続ける工夫をしています。

まとめ:「かわいそう」かどうかはやり方次第

ジーナ式ネントレには合う・合わないがありますが、「かわいそう」という印象だけで選択肢から外してしまうのは、もったいないかもしれません。

赤ちゃんとママ、どちらにとっても心地よい方法を探す中で、一つの選択肢として検討してみてくださいね。

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参考文献
📚ジーナ・フォード『カリスマ・ナニーが教える 赤ちゃんとおかあさんの快眠講座』,朝日新聞出版,2020/1/20

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